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介護にも役立つ 理美容ハサミ

ある日突然、母が足を悪くしてしまった

88歳の母が、ある日突然左足を動かすと大腿部分が痛いと言って歩こうとしませんでした。そこで、いろいろ病院に行って診てもらい、治療して、2週間かかり、ようやく家の中で歩けるようになりました。

今までは、いつも2ヶ月に一回理容店に行き、お店の人と話をしながらカットしてもらい、楽しい一時間を過ごしていました。

しかし、現在の足の状態ですので、連れて行くことができず、どうしようかと思い悩んでいたところ、友達が、家で切ったらいいのでは……と、アドバイスをもらいました。

持っていた30年前のハサミはボロボロ

そういえば!
30年前、子どもが小さいときに私が髪の毛を切っていたことを思い出し、以前使っていたハサミを探し、ようやく見つけることができました。

が、そのハサミは、だいぶ年月が経っているせいか隙間が空いて思うようにカットできる状態ではありませんでした。

(こんなにも隙間が……)

30年前、子ども達の髪の毛を切っていた時も、時々髪が切れずに、引っかかって子ども達に痛い思いをさせたことを思い出しました。きっとその時から隙間が空いていたのでしょう〜!

そんなキレの悪いハサミを使っていたこと、そして、子ども達が小学校の中学年になり、家でカットする事はいつしかなくなりました。髪をカットしていたのは娘二人、息子も一人いましたが、男の子は髪が短く形にすることが難しく、虎刈りになりやすく、カットする自信がないので、息子は、常に理容店でカットしていました。

(なんとなく懐かしくなってアルバムを引き出してみた 笑)

友達に勧められたセルフカットハサミ

いろいろなことを思い出していたときに、友達からこのハサミを聞き、早々に使ってみました。

庭のウッドデッキにレジャーシートを敷き、シーツをマントのようにして、母の髪をカットすることができました。

以前に使っていたはさみとは、格段の差で、ハサミで切っている感はなく、少し動かしただけでスパッと切れて、とっても気持ち良く、切ることができました。

普通に使っている紙を切るハサミでは実感したことのない感覚。できれば、もっと、もっと切りたかった‼️ ですが……笑

母は、若い頃から身だしなみをきちんとしていて、もちろん髪の手入れも定期的に行って乱れたところを見たことがありませんでした。

しかし、足が悪くなり短い髪ですが、毎日鏡を覗いている母を見て、早くなんとかしてやりたいと思っていました。

プロの様にはカットできませんでしたが、何とか形になり、母も喜んでいる様子を見ると、やはり気にしていたんだと思いました。

これからも、私がカットしたいですが、母の気分転換である理容室に行かせてやりたいので、足が良くなり理容店へ行けるようになっても、理容店に行く間にもまた少しこのハサミを使いたいと思います。


プロの切れ味をご家庭で。 理美容鋏の製造を始めて約40年、その経験と技術が詰まった家庭用ライン「燕三条の髪はさみ」