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育児アイテムにいいハサミが必要なワケ

男の子の散髪頻度、多すぎ問題

6年前、男の子を出産しました。
子どもができてわかったことは、子どもの爪と髪はすぐ伸びるということです。あらゆる成長スピードが大人よりはやい。最低限の清潔感を保ってあげるのが親の役目と思いつつ、「え、もうこんなに伸びてるの!」と面倒に感じることもしばしば。

しかもうちの子は生まれたときからしっかり髪が生えていて、ファーストカットは生後3ヶ月の頃でした。女の子なら伸ばして結んであげるのも良いけれど、男の子はそうもいかず。近所の薬局で買った家庭用ヘアカットバサミで、おっかなびっくり切ってから早6年。以来、伸び続ける息子の髪を40回ほどカットしてきました。

(七五三のときも私が前日にカットしました。ちょっと切り過ぎました)

ママ友たちに聞いてみた

他の家庭では、子どものヘアカットはどうしているんだろう。そう思って、同じく小学生の子どもを持つママ友に話を聞いてみました。

「何回か自分で切ったこともあるけど、じっとしててくれないしハサミ使うのが怖くて。今は美容室に通ってる」(男の子のママ)
「たまに美容室で揃えてもらってるよ。家では前髪を切る程度かな」(女の子のママ)

意外なことに、ふたりともカットは美容室派。自分で切るのは怖いし、うまくいかないからプロにお任せしたほうが早い、というのが共通した意見でした。

美容室でのカットの失敗談

息子が1歳の頃、美容室でカットをお願いしたことがありました。

でも結果は散々。
最初は大人しくしていたのに、前髪を切った途端泣き出してしまい…。美容室に響き渡る泣き声と、涙の跡にベタベタ張り付いていく切った髪の毛。逃げ出そうとする息子をなだめ、椅子に座らせ、10分程度のカットは終了。

最後まで優しく根気強くカットしてくれた美容師さんに謝りながら、早々に店を出ました。

家でのカットの工夫

美容室に連れて行く心理的ハードルや費用と、自分でカットする手間を天秤にかけて、自宅でカットすることに落ち着いたわが家。試行錯誤した結果、私なりのセルフカットスタイルを確立したのでご紹介します。

まず、髪を濡らす手間を省くために、カットをするのはお風呂上がり。その日はお風呂に入る前から「今日は髪を切るからね」と息子に伝えておくのがポイント。心の準備ができるからか、ごねる確率が減ります。

次に床に新聞紙を敷いて息子をその上に座らせ、首にタオルを巻きます。そして目の前にiPadをセット。じっとしていてもらうためにはこの方法しかないと割り切って、YouTubeの力を借りています。

(↓これがセルフカットの三種の神器)

とはいえ、まだ小さい息子はすぐ飽きてしまいます。「ねえまだ〜?」と催促されるので、カットは時間との勝負。だいたい20分程度で終わらせます。

ときどき切り過ぎて反省することもありますが、6年も続けていれば下手なりに上達してくるというもの。カット後はちょっとした達成感に浸ります。

いいハサミとの出会い

そんな私に「いいハサミがあるよ」と知り合いがおすすめしてくれたのが、シゲル工業のハサミです。なんでも、美容室で使われているハサミを作っている会社の家庭用ハサミなんだとか。
「プロが使っている道具なら間違いなさそう」と思い、さっそく試してみることにしました。

届いた箱を開けてみると、黒い革のケースに入ったハサミがふたつ。普通のカットバサミと、もうひとつはすきバサミでした。

持ってみると、意外と小さい。普段使っているハサミの2/3くらいのサイズ感です。


箱を覗くと、一枚の紙が。

QRコードからYouTubeを開いてみると、美容師さんがカットの方法を教えてくれる動画でした。これがとてもわかりやすい!ハサミの持ち方から前髪カットのコツまで、丁寧に解説してくれています。
動画でしっかり勉強した上で、いざカットに臨みます。

さっそく切ってみた

前回のカットから1ヶ月程度経った息子。全体的にちょっともさもさしてきた感じです。

まずは、いつもどおりお風呂に入って髪を濡らします。


そして、目の前にiPadをセット。

最初は、失敗しても目立たないサイドの髪からトライしてみます。

息子がYouTubeに心を奪われている隙に、チョキン。
いつものハサミは「ジョキン」という感じで、ハサミが髪を削るような感覚があるのに、このハサミは「ストン」と摩擦を感じることなく切れました。
ストレスがないから、切っていてなんだか楽しい。まるで自分の腕が上がったような錯覚におちいります。

次に、前髪を切ってみます。

前髪はバランスを取るのが難しく、たまに切り過ぎてしまうのですが、ハサミが小さいのでちょっとずつ調整しながら切ることができました。

次にすきバサミに変えて、もみあげをカットしてみることに。

耳の近くは一番カットが怖い難所。でもこのサイズだと小回りが効くので、いつも苦戦していたもみあげのカットがとても楽チン。

また、普通のハサミで切るとツーブロックのように段差がついてしまうのも悩みでしたが、すきバサミだと自然に仕上げることができました。

できあがり。
特に耳の上をスッキリ仕上げることができて満足です。

いいハサミは育児の味方になる

シゲル工業のハサミを使ってみて、気づいたことがいくつかあります。

切れ味がいいから、カットが早く終わるし、仕上がりもキレイ。使いやすくて、カットする私も気分がいい。早く終わると息子もぐずらないから、余計な衝突を回避できる。思った以上に得られる効果が多いことに驚きました。
ふと「ファーストカットからこのハサミを使っていれば、いろんな苦労を減らせたのでは…」という考えも頭をよぎりました。

そしてなにより、子どもの成長に合わせて髪を切ってあげることは、いいコミュニケーションになるとあらためて実感しました。
幸い、息子はまだママのカットを喜んでくれるお年頃。当分わが家ではこのシゲル工業のハサミを使い続けることになりそうです。


プロの切れ味をご家庭で。 理美容鋏の製造を始めて約40年、その経験と技術が詰まった家庭用ライン「燕三条の髪はさみ」